嫁は海外赴任中

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台湾で単身赴任中(現在育休中@日本)の嫁の生活を書いています。いつか誰かの役に立てれば幸いです。

台北市立動物園・猫空(台北)

今日は台湾での観光第 4 回目。台北市立動物園とそこからロープウェイに乗って行ける猫空について。

台北市立動物園は地下鉄文山内湖線(茶色線)動物園駅 から歩いてすぐのところにある。さらに、この地下鉄の駅からすぐのところに猫空ロープウェイの乗り場がある。全長 4km のこのロープウェイに乗って最終駅まで行くと猫空駅に着く。

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アジアで一番広い?!動物園

 

台北市立動物園の敷地は非常に広い。結婚写真でお世話になった先輩は
「上野動物園より全然広いよ。アジアで一番広い動物園だと思う!」
と言っていた。「ほんとかな〜?」と思って行ったら、アジアで一番かはさておき本当にすごく広かった。。。一日かかっても見て回れるのかどうなのか...。私が動物園に行った日は、動物園後に猫空にも行く予定だった。そこで一緒に行った夫くんとお互い見たい動物を出し合って、その動物がいるエリアだけを回ることにした。

回り出して驚いたのは一個種の展示エリアが広くて、時には柵もなかったりすること。そのせいか動物達はのびのびしている...ように見えた。でもこの日は天気が良かったせいか、多くの動物はだらんとしていた笑。

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さて、当日見て回った動物達を少しだけ紹介しようと思う。「中華圏といえばパンダでしょ!」ということでまずはパンダ。行った時には草をムシャムシャ食べていた。それから各種猿。写真左下の子のように『ほげーっ』としている子が多かった笑。クマもいた。けれど、壁際にゴロンとしていた。寒い地方の動物もいた。例えばペンギン。でも泳いでいるやつはいなくて、やっぱりペンギンもみな『ほげーっ』としていた。

園内にはフードコートのような屋台もたくさんあるし、休憩スポットも豊富だったし、さらに今回は行かなかったけれど子どもが動物と触れ合えるエリアもあった。
「子どもが歩けるくらいになったら連れてきたいねー」
と、夫くんと話したりした。

 

猫空でお茶を飲もう

 

動物園をひとしきり楽しんだら、猫空ロープウェイの動物園駅から終着駅 猫空駅までロープウェイで移動。ちなみに、動物園駅では選べなかったのだが、帰りの猫空駅では普通の車両か『床が透明』なクリスタル車両かを選ぶことができる。男性にはたまひゅんかもしれないけれど、下の景色を見ながらのロープウェイは結構楽しいのでオススメだ。

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猫空は山の斜面にお茶の段々畑が連なっているエリア。中でも木柵鉄観音茶というお茶が有名らしい。ロープウェイの駅から 10 分くらい歩くとお茶畑とお茶屋さんが集まるエリアに着く。このエリアにあるお茶屋さんは、お茶の販売とカフェが併設されているような感じのものが多かった。いくつもあるので、自分の好きなテイストのお店を選ぶと良いかもしれない。

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私たちが行った日は動物園でかなり時間を使ってしまっていて、猫空に着いたのは 16 時近くだった。お茶屋さんがあるエリアも徒歩 20 分くらいにわたり広がっていそうだったのだが、夕ご飯や帰る時間もあったので駅に近い側のエリアを少し散策しただけだった。そのうちお茶畑の中にあるカフェで休憩することにした。

こちらのカフェではまずお茶葉を買う。するとそのお茶葉を使って店員さんが最初のお茶を淹れてくれる。お代わりをする場合は買ったお茶葉を使い自分たちで淹れる。なおお茶葉は別のお店で買ったものを持ち込んで淹れてもらうことも可能だ(ただし持ち込み費用がかかる)。最後、飲みきれず残ったお茶葉はそのまま持ち帰ることができる。

さて、お茶の淹れ方は以下の通り。

  1. 手のひらサイズくらいの急須を入れたお皿(写真茶色お皿)と茶碗にお湯を入れ容器を温める。
  2. ちょっとしたら急須 8 分目くらいまでお茶葉を入れ、そこに勢いよくお湯を入れる。量はちょっと急須から溢れるかな?くらい。
  3. お湯を入れたら蓋をして、急須にお湯をかけて 30 秒ほど待つ。
  4. 30 秒経ったら急須をお皿から出し、お皿の渕に沿って 2 周ほど回す(おそらく中のお茶葉を回すため)。
  5. 急須の注ぎ口が下になるように茶漉しのついたサーバー(写真だと青い竹柄のやつ)にカポッとはめてしばし待つ。なお、その間に茶碗に入れたお湯を捨てておく。
  6. 急須のお茶が出きったら茶碗にお茶を淹れる。

ただし、この方法で淹れる最初の一杯は香りを楽しむことが目的なので飲まずに捨てる。飲むのは二杯目から。一回急須に入れたお茶葉で出せるのは五、六杯(回?)とのこと。結構な回数楽しめることになる。
私たちは『文山包種茶』というお茶を買い、淹れてもらった。最初の一杯から回を重ねるにつれ、香りは薄くなり味は渋くなる。その変化が顕著にわかる。味も美味しかったし、香りと味の変化するのが興味深かった。また、これまで正しいお茶の淹れ方を教えてもらったことはなかったので非常に勉強になった。ちょっと時間をかけて丁寧にお茶を淹れるだけで、お茶は美味しくなるし、なんだか贅沢な気分になる。というわけで、私も夫くんもすっかり「お茶いいね!」となってカフェをあとにしたのだった笑。

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さて後日談。
カフェで買ったお茶が余ったので日本に持ち帰り、おとうさんとおかあさんに「『正しい方法』でお茶を淹れてあげよう」ということになった。ただ日本の急須は基本的に大きめだからどうしようかなと思っていたら、なんとおかあさんが中国茶用のお茶セット一式を持っていた!これで今後心置きなくお茶葉をお土産に買って帰れそうだ笑。