バースプランを考える
臨月に突入したところで、病院から「『バースプラン』を書いてきてください」と用紙を渡された。海外で出産している仕事関係の諸先輩方からは「海外の病院では『バースプラン』を書かせられる」という話は聞いていたが、日本で出産している従姉妹や先輩からは「『バースプラン』を書いた」という話は聞いたことがなかったため、「日本の病院でも書くのか...!」とちょっとびっくりした。
『バースプラン』を書いてみる
私が日本で通院している病院では『バースプラン』の用紙に
- 出産・育児に関してこれまでどのような取り組み、勉強をしているか
- どのようなお産をしたいか
- どのような育児をしたいか
- 出産・育児に関して家族に望むことは何か
- その他不安なことなど
を書くようになっていた。元々お産に関しては「痛いのが不安」で「無痛にしようか和痛にしようか」程度の希望しかなかったため、『バースプラン』に関して何を書いたら良いかさっぱりわからなかった。そこでおなじみ google 先生に聞きつつ、夫くんとも色々相談して書くことにした。
まず、どのようなお産をしたいか。自分自身に問うてみると、痛みに関すること以外で私がお産で望んでいることは一つ、「夫くんと一緒に経験したい」ということだ。私たち夫婦は妊娠中の多くの時間を離れて生活していた。私は四六時中お腹の中の子どもと一緒だったけれど、夫くんはたまにしか会えていない。だからせめて出産の、子どもを迎える時は一緒にいられたらいいなと思っているのだ。
次に育児について。育児については、初めて夫くんとちょっと真面目に話をしてみた。育児は一人でするものではない。だから、「こういう子になって欲しい」と親として望むこと、「こういうことしてあげたい」と親としてやってあげたいこと、何となく頭で考えてはいたことを言葉にし、初めて夫くんと共有した。私も夫くんも、親としては初心者だ。一緒に色んなことを経験しながら子どもと共に親として成長していきたい。
最終的にこんなことを『バースプラン』には書いたのだった。
本来『バースプラン』は「妊婦さんがどのようにお産や育児を進めたいか」ということを書くものなのだと思うが、実際のお産は一人の力じゃできない。病院の方々や、家族など周囲の方の支え・助けがあってできるものだと思っている。だからこそ、『バースプラン』を書いて、妊婦さん自身も自分の意識を周囲と共有することが大切なのだなと気付いた。私もこの機会に夫くんとお互いの育児や子どもへ望むことなんかをじっくり話し合えたことは本当に良かった。夫くんに私の考えを知ってもらえたし、夫くんの考えを知ることもできたからだ。
まだうちの子は出てくる兆候はないけれど、出てきて会えるのを楽しみに待ってるからね!