嫁は海外赴任中

嫁は海外赴任中

台湾で単身赴任中(現在育休中@日本)の嫁の生活を書いています。いつか誰かの役に立てれば幸いです。

出産の時の話 〜前日〜

私の出産話は、出産の前日から始まる。

予兆からドドドドドッ...!!


出産の前日の朝、夫くんを仕事に送り出してトイレに行ったところ『おしるし』があった。私の場合のおしるしは、おりものに血がちょっと混じったものだった。まだ 37 週だったためびっくりして、すぐに夫くんにメールした。また、おしるしから出産に至るまでの時間はどの程度なのか Google 先生にお伺いしてみた。おしるしがあってから陣痛が来るまでは人により、2〜3 日という人もあれば1 週間後という人もいるらしいことが分かった。既婚者子持ちの弟にもメールしてみたところ、弟夫妻のところは『おしるし』があってから 10 日以上して出産だったらしい。「じゃぁ、まだ大丈夫だよね ^^;」と、私は割と呑気に構えていた。一方夫くんは「2〜3 日で(陣痛が)来る人が多いみたいだから入院の準備していたほうがいいよ。」と心配気味だった。

その日の夜。23:30 くらい。トイレに行ってベッドに戻り「さぁ寝るぞ!」と横になった途端、股から『バシャ』と水の塊が出てきた。瞬間「あ!破水だ...。」と分かった。すぐに夫くんに「破水したかも...」と話し、病院に電話してもらった。破水した場合は即入院となるのだが、幸いずっと水が流れ出ているような感じではなかったのと、ちょうど日の変わり目だったため、電話で私から破水時とその後の話を聞いた助産師さんから「0 時過ぎに病院に来てください」という指示がくだされた。
電話後、私たちは早速入院準備に取りかかった。とはいえ、実はあらかじめ病院からもらった資料をもとにして、36 週の頃に入院準備はほぼ済ませていた。しかし、カメラとか化粧品みたいなものはまだ準備していなかった。そこで残りの物を準備しようと思い、いそいそ動き出した。すると床にパチャッと股から水が漏れた。一度『バシャ』となって以降水が漏れ出していなかったため、私はすっかり油断していたようで「ふわっ!?」と冷や汗をかいた。それを見た夫くんからは「大人しく座ってなさい!」と怒られた。。。その後、ベッドに座りながら夫くんに荷物の指示をし、0 時ちょっと前にタクシーを呼んで病院に向かったのだった。

破水について


TV ドラマなんかの破水のシーンを見ては「破水って自分で分かるものなのか?」と思っていた。しかし、実際自分がなってみて感じたのは「ちゃんと分かる」ということだ。というのも、私の場合で言えばトイレに行った直後だったのと、『バシャ』という尿漏れだとしても多すぎる量の水が出たせいもあるかもしれない。ちなみに、この破水時の『バシャ』は、お祭りの屋台にあるような水ヨーヨーが股のところで突然割れたような感じだった。他にも、調べてみると、水がチョロチョロひたすら漏れているような感覚の破水もあるらしい。私も、家では感じなかったのだが、病院に行って触診をされた時は股から水がジャージャー出ているような感覚になった。破水して流れ出る水は赤ちゃんを守っている羊水だ。そのため、病院で水がジャージャー出た際に「赤ちゃん大丈夫なの?!」と不安になって助産師さんに聞いたところ、
「時間が経つと赤ちゃんが降りてきて破けたところを塞いでくれることもあるから、様子を見ましょう。」
と言われた。臨月の前の破水はまだ赤ちゃんの体が十分成長していないこともあって危険も伴うが、いつ産まれてもおかしくない臨月の破水は赤ちゃんからの「生まれるよ〜!」というサインでもあるのかもしれない。