嫁は海外赴任中

嫁は海外赴任中

台湾で単身赴任中(現在育休中@日本)の嫁の生活を書いています。いつか誰かの役に立てれば幸いです。

妊婦検診日台比較

台湾における最後の妊婦検診も終わり産・育休に入ったので、日本と台湾の妊婦検診について比較してみようと思う。

 

安い!台湾の検診

 

日本と台湾の妊婦検診の一番の違いは『保険診療ができるか否か』だと思う。日本の妊婦検診は保険適応外だ。自治体でチケットを発行してくれたりして一部負担もしてくれるが、それでも毎回の検査に 3,000 円くらいかかったりする。一方台湾の妊婦検診は保険が適用される。そのため負担額は 100〜150 元(350〜500 円)と安い。ただし選択的自費検査もあるので、それらを全部受ければもうちょっと高くはなる。それでもトータルでかかる費用は日本の検診より安い。

ただし、保険が適用される台湾の妊婦検診には 10 回という回数制限がある。これが妊婦検診の違いの二つ目だ。台湾における妊婦検診は少ない。妊娠初期 17 週まで 2 回、中期 29 週までに 2 回、そして 29 週以降に 6 回だけなのだ。一方厚生労働省によると日本では 14 回と例示している。ただしあくまで基準なので実際は病院によって異なる。私が日本で通院している病院は、初期 12 週までが 4〜3 回(2 週に一度)、23 週までが 2 回(4 週に一度)、35 週までが 6 回(2 週に一度)、36 週以降 4 回(週に一度)と計 16 回くらいあるのだ。そう思うと日本ではまめに見てくれているんだなぁと思う。

 

母子手帳の違い

 

⬆︎ここでも書いたが、台湾でも母子手帳がある。日本では病院で妊娠が確定したら役所に行ってもらうものだが、台湾では病院でもらえる。日本の母子手帳と比べると写真のように台湾の母子手帳はちょっと大きめだ。

中身も結構違う。まず日本の母子手帳は産前の妊婦に関する記載事項は少なく、主に産後の赤ちゃんの様子を記録するための欄が多く用意されている。一方で台湾の母子手帳はあくまで産前の妊婦用で、産後の赤ちゃんの様子を記録する欄がない。その分、妊婦の心構え、体操や自費検査についてかなり詳しく書かれている...ように思われる(読めないので正確には把握していないが)。。。

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体重管理

 

日本の検診では体重管理が厳しく、あまり太り過ぎると「赤で丸をされる」という話を先輩から聞いた。しかし、台湾では体重のことは全く触れられない。それどころか、調べてみると「もっと太れ」という病院もあるらしい。ということで、台湾における妊婦の体重管理は割とゆるいのだ。

私が台湾で通院していた病院では体重に関して何も言われなかった。しかし妊娠 8 ヶ月の時に街ですれ違った人に妊娠について聞かれた際に
「その体重で妊娠 8 ヶ月には見えない!細いのね!」
と言われた。でもその時点で既に体重はスタート時より 10kg 近く増えていたので何とも反応に困ったのだった。

 

選択的自費検査の有無

 

最後はこちらにも書いた選択的自費検査⬇︎。

日本での検診でも言われたように、自費検査まで含めると台湾では結構丁寧に胎児の様子を調べてくれたり、予防接種をしてくれたりするようだ。ただし、日本の自費検査は詳しく知らないので、もしかしたら日本でも同じようにやっているのかもしれない...。