嫁は海外赴任中

嫁は海外赴任中

台湾で単身赴任中(現在育休中@日本)の嫁の生活を書いています。いつか誰かの役に立てれば幸いです。

つわり

今更なのだが、今日は『つわり』について書くことにする。

「つわりが終わったら書くぞー!」と思っていたのだが、私のつわりはなんと産後まで続いたため、記事を書けるまで時間がかかってしまった。

 

共感しにくい痰つわり...

 

つわりの種類として知られているのは次の 5 つ。

  • 吐きつわり
  • 食べつわり
  • 匂いつわり
  • 眠りつわり
  • よだれつわり

私の周り、親戚や先輩、友達は食べつわりが多かった。が、私のメインのつわりはこのどれでもない『痰つわり』というものだった。

痰つわりは、よだれつわりの一種に分類されるものらしいのだが、とにかく痰が出まくるというのが主な症状だ。痰も毎回きれいにポロっと出てくれれば良いのだが、喉の奥に詰まっている時がある。この喉の奥の痰が気持ち悪く、出そうとすると「おえっ」と吐きつわりも併発してしまう。特に歯磨きが鬼門で、『歯を磨く→痰が出る→出そうとする→吐き気がもようされる→吐く』という負のループに陥ることがよくあった。

このように痰つわりは厄介なのだ。

もっと厄介なことに、痰つわりはつわりが続く時期が長い。私の場合、ピークは妊娠初期 7 週目くらいから 16 週目くらいだったが、その後も忘れた頃に再発し、結局産後 1ヶ月まで続いた。「もう終わったな」と忘れた頃に「おえっ」が出てきてげんなりしたものだ。

こんな痰つわり、google 先生で調べてみてもなかなか仲間が見つからなかった。さらに地元で保健師をしている友達曰く、
「100 人以上の妊婦さんと会って話したりしたけど、『痰つわり』は 1 人しかいなかった。」
とのこと。つまりなかなかレアなつわりのようなのだ。そのせいか妊娠中に妊娠経験のある友達や親戚に話してもいまいちつらさや「あるある」を共有できずに悲しい思いをした。

痰つわりの仲間が見つからなかったので、どうしたら楽になるかは自分で試行錯誤した。痰を吐き出せばもちろん楽になるのだが、それだけでは口の中が気持ち悪い。そんな時の対処として、私の場合は炭酸系の飲み物を飲んだ。炭酸系飲料の中でも特に炭酸水を飲むことが多かった。これはもちろん体重を気にしてのことだ。他には、痰が出づらい時もあったので、そんな時はカルピスのような、痰ができやすい乳酸系飲料をわざと飲んで「おえっ」としたりしていた。

 

それ以外のつわり

 

私の主なつわりは『痰つわり』だったが、それ以外にもつわりによる五感への変化があった。

まず嗅覚。ご飯の匂いがだめになったという人もいるが、私は芳香剤のフローラルな匂いがダメになった。我が家には玄関と居間に匂いがシュッと出るタイプの芳香剤が置いてあった。そのため、行き帰りの玄関先でその匂いを嗅ぐたびに「おえっ」という気分になっていた。今にして思えば、夫くんに言ってつわりの時期だけ電源をオフにしておけばよかったんだよね。。あほだなー笑。

次に味覚。これは本当に人それぞれだが、私は普通の水がダメだった。ただし炭酸水や味のついた飲み物なら大丈夫だったので、上記のように炭酸水を毎日のように買って飲んでいた。水以外としては、生クリームのような甘い物がダメになった。もともと甘い物は大好物だったのに、つわりの時期は食べると気持ち悪くなってしまったのだ。なので、つわりの時期にケーキを食べる時は、フルーツ系のさっぱりした物を食べていた。しかしつわり後は元の味覚に戻ったので、今では甘い物大歓迎である(適量なら笑)。
世の中には「つわりの時期を経て今まで食べられなかったものが食べられるようになったに食べられるようになった...」という話もあるが、私はそんな現象は起こらなかった。ただ、つわりの時期、フライドポテトのような塩っぽい揚げ物がやたら食べたくなった。「しょっぱいものが食べたくなると男の子」と言われているが、私はまさにその通りだったようだ。

 

つわりがひどい時期は「いつ終わるんだ (;_;)」という感じで毎日ひたすらしんどかった。しかし、いつかは終わる。そして終わってみれば「あの時はね...」という思い出話しにもなる。なので、現在妊娠中の皆さんが無事に乗り切れることを祈っています。