嫁は海外赴任中

嫁は海外赴任中

台湾で単身赴任中(現在育休中@日本)の嫁の生活を書いています。いつか誰かの役に立てれば幸いです。

産後 0→1ヶ月

産後 2 ヶ月突入ももうすぐなのだが、自分の備忘録も兼ねて産後 1 ヶ月間の自分の様子を書いてみようと思う。

 

何もできない...

 

息子と一緒に病院を退院したのは出産して 4 日後だった。退院してすぐは「家事、育児、そして隙間時間に仕事もバリッとこなすぞ!」と意気揚々としていた。ところが実際生活が始まると、慣れない育児と夜中の頻乳で疲れたのかとにかく毎日眠い。さらに自分で買い物に出かけられないから、息子くんが寝たタイミングで夕ご飯を作ったりもできない。その結果夕ご飯作りの多くはいつも夫くん任せ。こんな感じで家事がままならないのに仕事なんかできるわけもなく、どんどん『こんなこともこなせない私はダメ人間』みたいな気分になっていった。その一方で『この思考のままでは産後鬱になりかねない!』と冷静に自分を分析している私もいたため、退院して約一週間弱後、夫くんにその時の自分の気持ちを話した。我が家は里帰りはせずに、出産も産後の生活も夫婦 2 人で協力して行っていた。産後、家にいる時は一緒に家事や育児もしてくれる夫くんに「これ以上甘えるのは悪いのではないか?」と思い、夫くんに「あーして欲しい」「こうして欲しい」が言えずにいたのだ。こんな感じで夫くんに遠慮してしまう気持ちや思っているのに体が思うように動かないことなんかを夫くんに話したら、
「こういうことは遠慮してちゃだめだよ。
 とにかく今は子どもの面倒だけちゃんと見たらいいよ。」

と夫くんが言ってくれた。

さらにその後、現在 2 児のママである従姉妹や先輩、私のママさんから
・出産は全治 1 ヶ月くらいの怪我と同じダメージが体にある
・授乳は献血しているようなものだから疲れて当然
・産後 1 ヶ月は自分と赤ちゃんのことだけ考えていたらいい!
とアドバイスとか励ます言葉を言ってくれた。

夫くんをはじめこうした周りの人たちの言葉をうけて
「もう今月は何もできなくても仕方ない!たくさん甘えさせてもらおう!」
と開き直ることができた。というわけで、産後最初の 1 ヶ月、夫くんには甘えまくって家事をたくさんしてもらった。

産後 1 ヶ月経つか否かくらいで、昼間もひたすら寝ないとやってられない生活は終わり、家事ができるようになった。そして隙間時間でちょっとづつだけど仕事もできるようになってきた。できないことを責めずに励ましてくれた家族や友達のおかげだなと思う。特に、一緒に協力してくれた夫くんには本当に感謝している。

 

体の変化

 

産後自分の体で最も驚いたのはお腹だ。妊娠で膨らんだお腹は、出産すればすっきり元どおりになるかと思っていた。ところが、お腹は気持ちちょっと小さくなっただけ。同時期に入院していた経産婦さんらに『8 ヶ月目くらいの大きさね』と言われたくらいぽっこりしていた。今では 8 割がた元には戻ったけれど、やっぱりまだぽっこりしている。体重もまだ元に戻ったわけではないことを考慮すれば、完全に体型が戻るのはまだまだ先なのね!

お腹以外で体が変化したところは髪の毛。パッサパサになったのだ。この原因はホルモンバランスの変化だったり生活の変化だったりするようだ。古い髪の毛が抜けて新しく生えてくれば以前の髪質に戻るらしいのだが、髪の毛を洗う度にげんなりな気分になって仕方なかったので、夫くんに頼んでトリートメントを買ってきてもらった。でも結局今はショートカットにしてしまったので、パサパサによるげんなりはなくなったのだった。

 

台湾では産後最初の 1 ヶ月には坐月子(ズオユエズ)という週間があるらしい。この 1 ヶ月の間は食事や生活において「〇〇を食べなさい」とか「〇〇してはいけない」というルールがあるらしいのだ。それくらい産後最初の 1 ヶ月は体を回復することが大事なのだ。台湾人はこの坐月子のおかげで更年期障害がないのだとか。私は日本で出産しているので坐月子を行ったわけではないけれど、家族のサポートのおかげで比較的ゆっくりさせてもらえた。産後最初の 1 ヶ月。どうか皆さん体をお大事に...!